「本当に面白い小説」を読みたければ、本好きに紹介された小説を読むのが一番手っ取り早いんです。
私も皆さんも同じと思いますが、「あぁ~、せっかくなら面白い小説を読みたい」って事ってありませんか?
私なんか本屋さんの前にあるPOPを見て一か八かで買うことが多いです。
「え~い、買っちゃえ」でもいいんですけど、やっぱり本好きの人が「今この本がおもしろいよ」って言ってくれる本を買いたいじゃないですか。
今回、そんな人たちに向けてYouTubeのチャンネル「ほんタメ」でMCのあかりんが「小説が好きな人向け小説」の紹介をしていました。
これは面白いって思いましたので購入する本を迷っている人の何かの手助けになれば幸いです。
YouTube番組「ほんタメ」の中では、タメになる「本」(漫画や小説など)を紹介しています。
改めて番組内でやっていた内容を書き記しましたので興味あるタイトルや内容があればリンクから検索して読んでみるのもいいかもしれませんね。
また手元に「紙の本」を残してじっくり読むのがおすすめです。忘れないうちに購入しときましょう。
それでは、早速ですが「小説愛に溢れる小説3選」どうぞ。
小説が好きな人が選んだ「小説愛に溢れる小説3選」
本好きほんタメのあかりんが選んだ「小説が好きな人向け|小説愛に溢れる小説3選」 はこちらになります。
ほんタメ MC「あかりん」が選んだ 3作
今回は、YouTube番組「ほんタメ」の中で紹介された「小説が好きな人向け|小説愛に溢れる小説3選」のご紹介をさせていただきます。
①『青少年のための小説入門』
作者 | 久保寺健彦 |
発行元 | 集英社 |
内容 | 2018年8月 『青少年のための小説入門』は、久保寺健彦による著書。 読め。書け。生きろ。 異色の凸凹コンビが小説界に殴り込み!? 長編青春小説。 |
あらすじ | 「インチキじゃねえ小説、書こうぜ」幼少時より自由に読み書きができないまま成人した田口登と中学進学以来いじめられるようになってしまった入江一真が、コンビを組んで小説家を目指す。 夏目漱石、サリンジャー、ドストエフスキー、筒井康隆、柴田翔など、ふたりは朗読を通して偉大なる作品に挑み、乗り越えようと奮闘するが……。 物語の、言葉の、人間の。 熱と力を信じる者に贈る青春長編小説。 |
詳しい感想は明日にするが、久保寺健彦「青少年のための小説入門」もそんな作品だった(超面白い!一気読み!)。「小説内小説」で読んだことのある作品は再読したくなるし、未読はもちろん読みたくなる。そういう基礎知識に等しい傑作を、あらゆる分野で逃していると思うとため息をつきたくなる…。 pic.twitter.com/AhjOfiWGci
— sjgajamj (@kamabun) January 25, 2019
登場人物である識字障害を持つ青年といじめられっ子の少年が組んで小説家を目指す物語。
作家になるなんて大変で自分にとっては考えもつかないこと。
でもこの小説を読んでいると「小説が好き」「自分も書きたい」と言う気持ちが溢れてくるようなそんな作品。
実在の小説作品と作家さんの名前が出てくるので、じゃあその彼らが選んでたあの作品読んでみようとか、この作品読んでみようみたいなのがめちゃくちゃ楽しいです。
②『小説の神様』
作者 | 相沢沙呼 |
発行元 | 講談社 |
内容 | 2016年6月 『小説の神様』は、相沢沙呼による著書。 |
あらすじ | 3年前、一般文芸の新人賞を受賞し、周囲から期待をされながら小説家デビューをした高校生作家・千谷一也。 しかし、売上部数はデビュー以来下がり続け、執筆作品が書店に並ばなくなりSNS上での酷評を見る度に作家としての自信をすっかり無くしていた。 そんなある日、担当編集者の河埜の提案で、一也は人気女性作家・不動詩凪と二人一組で小説を書くことになる。 不動詩凪…その正体は、一也のクラスメイトの小余綾詩凪だった。 |
【読書感想文とは名ばかりの備忘録】
— けかばが見たのは誰の夢? (@akumakisaki) November 1, 2022
その431「小説の神様 あなたを読む物語」
前作が僕の中でメンタル疲労を起こすほどヒットしたので…まぁ続編も読みますよね。結果ボコ泣き????笑
あの一文に出会えたことは、本好き冥利に尽きます…読書をしてきたことを誇りに思える、そんな傑作でした☆5 #読了 pic.twitter.com/cSUtacCcMt
この作品を読んでいると、心の中に多分作家さんだったら誰しもが持っているであろう「物語によって心が動けば人は前に進めたりとか、何かを選択できたりとかっていう力があるんだ」とかいう「心の葛藤」みたいなのがめちゃくちゃ書かれてて、われわれ一読者からしてみれば「一冊一冊もっと大切に読みたいな」みたいな風に思うそんな作品になっています。
③『1000の小説とバックベアード』
作者 | 佐藤友哉 |
発行元 | 新潮社 |
内容 | 2007年3月 『1000の小説とバックベアード』は、佐藤友哉による著書。三島由紀夫賞受賞作。 |
あらすじ | 二十七歳の誕生日に仕事をクビになるのは悲劇だ。僕は四年間勤めた片説家集団を離れ、途方に暮れていた。 おまけに解雇された途端、読み書きの能力を失う始末だ。謎めく配川姉妹、地下に広がる異界、全身黒ずくめの男・バックベアード。 古今東西の物語をめぐるアドヴェンチャーが、ここに始まる。 |
佐藤友哉『1000の小説とバックベアード』 #読了
— オレナンカドーセA (@Toshi21340892) June 5, 2022
これは感想を書くのが難しい。
作者の小説への想いを強く感じる作品ですが、それを自分の文章力では正確に説明出来そうにないです。
この作品を読んで、他の三島由紀夫賞の作品を読んでみたくなりました。
次の作品は、七尾与史『死なせない屋』 pic.twitter.com/RkLs9is3W6
作品を読んでいて結構最後の方になってくると、「言葉って一体なんだろう?」「言葉っていうものはいつまでも残る」って言う風な話になってくる。
例えば、亡くなった作家さんのその作品なんかはいつまでも心に残り続けますよね。
読んでいる自分には会ったこともない作家さんなんだけど、「物語を読んで心が動く」とか、だから「言葉っていつまでも残るんだ」っていうふうに感じたときに小説っていうものの凄さみたいななんか本を読むという行為も含めてすごく実感できる作品なんです。
最後に:小説好きな人は小説愛にあふれている
いかがでしょうか。
YouTubeのチャンネル「ほんタメ」でやっていた「小説愛に溢れる小説」3選。
今回、紹介した3タイトルの本ですが、「小説好きの主人公が小説を書く」ことを書いています。
それは楽しくもあるが苦しみも相当に抱えていることを読者にきちんと伝えてくれています。
この本を読んだことで「普段使っている言葉の大切さ」や「伝えることの難しさ」について真剣に考えてしまいましたね。
今回の結論。「小説好きが紹介する作品はすぐにでも読んでおいたほうが良い」ということです。
今は、気に入った本が読みたければ本屋に走らなくても、ネットですぐに手に入れることができるのでとても便利ですよね。
毎日の忙しい最中、本屋でじっくり探すのも大変ですので家まで配達までしてくれるのもうれしい限りです。
番組でチョイスしている「厳選された本」はどれも面白いのですが、他にも色んなジャンル・色んな方のおすすめする良い本がありますので、よかったらそちらの記事も読んでみてください。
きっと私やあなたの知らない「やみつき」になる本があると思いますよ。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。